拳銃はハンマーじゃない---不審車両のガラスを割ろうとして実弾2発を紛失

自動車 社会 社会

警視庁は20日、第2自動車警ら隊深川分駐所に所属する54歳の警部補が今月17日、中央区京橋の路上で不審車両の運転手に職務質問を行おうとした際、誤って銃弾2発を紛失していたことを明らかにした。

第2自動車警ら隊から警視庁に入った報告によると、銃弾の紛失を確認したのは17日の午後10時ごろだという。銃弾を紛失した警部補は17日の午後9時40分ごろ、同僚1名とパトロール中、中央区京橋の路上で後部のナンバープレートを折り曲げた状態で信号待ちをしている不審な乗用車を発見した。パトカーがこのクルマの後部につき、赤色灯を点灯した状態で「前のクルマ、路肩に寄りなさい」と呼びかけたところ、このクルマはいきなりバックしてきてパトカーに衝突した。

助手席にいた警部補がこのクルマに駆け寄り、拳銃のグリップ部分をフロントガラスに叩きつけ、運転席にいた男にクルマから降りるように呼びかけたが、男はこれを無視して逃走を開始。そのままパトカーで追いかけたが、200メートルほど走ったところで見失ってしまったという。

警部補が拳銃をホルスターケースに収納しようとしたところ、弾装部分のロックが外れており、装てんされていた銃弾の全てが無くなっていることに気がついた。慌てて不審車を発見した現場に戻り、応援も要請した上で現場付近の捜索を行ったところ、路上から3発の銃弾を発見した。しかし、残り2発は見つかっておらず、警察では周辺捜索を現在も続けているとしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  4. 「小さなハヤブサ」と「小さなYZF-R1」が宿っている…同じ250ccスポーツでも全く違う!? スズキ『GSX250R』とヤマハ『YZF-R25』を乗り比べてみた
  5. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る