日産自動車は20日、2001年度連結決算を発表した。経営再建計画「日産リバイバルプラン（NRP）」の実行により当期純利益は過去最高となる3723億円となった。
2002年度は販売が国内および北米、欧州で減少し、全世界合計で前期比1.4％減の259万7000台となった。売上高は前期比1.8％増の6兆1962億円。国内売上高はマイナス2.3％の3兆8291億円となったが、北米がプラス5.6％の2兆3828億円となり国内の減少分をカバーした。
2002年度は国内、北米、欧州ともに販売台数がプラスとなり、全世界合計で5.6％増の274万2000台となる。これにより売上高は前期比4.9％増の6兆5000億円、当期純利益は同2.1％増の3800億円となる。
日産はNRPが2001年度に1年前倒しで完了し、今年度から新中期経営計画「日産180（ワンエイティー）」の実施に入っている。同計画で日産は2004年度末までに全世界販売を2001年度実績から100万台上乗せする。また営業利益率8％、自動車事業有利子負債ゼロの達成をめざす。
