広島の交通トラブル殺人、事件直後から姿を消した男を緊急逮捕

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広島県警は21日、今月16日に廿日市市内の路上で起きた交通トラブルが発端の殺人事件の容疑者を同日未明までに静岡県内で逮捕したことを明らかにした。近所に住む30歳代の男が事件直後から行方不明になっており、県警がその行方を追っていた。

この事件は今月16日の午前7時ごろ、広島県廿日市市上平良の路上で、55歳の男性が見知らぬ若い男から暴行を受け、持っていた傘で刺された傷が原因となり、失血死したというもの。この男性が死亡する直前に「クルマのことで口論になった」と言い残していたため、警察では交通トラブルを発端とする殺人事件と断定、捜査を続けてきた。

現場は地元の人しか通らない道で、警察では犯人がこのルートを通勤経路にしていたものとみて、周囲の聞き込みを行った結果、近くに住む33歳の男が事件直後から行方不明になっていることがわかった。勤務する会社も同日の昼ごろに早退していることがわかり、警察ではこの男が事件に深く関与した疑いがあるとして、全国に指名手配を行い、その行方を追っていた。

20日になり、「静岡県伊東市によく似た男がいる」との通報を受け、広島県警は捜査員を現地に派遣。男に職務質問を行ったところ、犯行を認めたため殺人容疑で20日の深夜に逮捕した。

警察の調べに対し、この男は「細い道でのすれ違いの際、クルマのミラーが当たり、それが原因で口論になった。相手が死ぬとは思わなかった」と供述しているという。また、凶器の傘については「勤務先の近くで捨てた」と話しており、警察が発見に全力を尽くしている。

《石田真一》

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