リストラ効果が発揮した…とは言えず---いすゞ、429億円の最終赤字

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いすゞ自動車は24日、2001年度連結決算を発表した。売上高は前期に比べ1.8%増の1兆5977億円と微増しているが、最終損益は429億円の当期赤字となった。

2001年度は国内売上げが14.2%の大幅減少となったものの、為替換算差で海外の売上げが11.4%増加し、全体で1.8%の増収となった。営業損益は費用削減やいすゞ自動車本体の合理化策が進んだことから151億円の営業黒字となった。営業損益の黒字化は3期ぶり。

経常損益は前期474億円の赤字から455億円改善し、19 億円の赤字と赤字幅が縮小した。この結果、当期損益は前期667億円の赤字から238億円改善し、429億円の赤字となった。赤字幅は縮小したとはいえ、当初計画の経常黒字化は果たせなかった。

同社は昨年度、経営再建策「V-プラン」に着手し人員削減や固定費の削減などリストラを進めている。しかし、昨年度は国内や北米での売上減少が予想以上に大きかったことや株価低迷による評価損が足を引っ張る形となった。

2002年度は子会社の収益が改善するほか、早期退職金などリストラ費用がなくなる。このため当期純利益は30億円と4期ぶりの黒字化を見込んでいる。

《編集部》

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