新型『ポロ』はシングルグレードでの展開で、2ドア/4ドア(VWではリアゲートをドアに数えない)ともに、『ルポ』と同じ1.4リットルエンジンに4ATの組み合わせとなる。
トヨタ車などと同様、2つの触媒を持ち、欧州排出ガス規制(ユーロ4)に適合しているが、低排出ガス車認定は受けていない。
これについて、商品企画課の朝倉伸行氏は「NOx値などは問題なくクリアしているのですが、燃費値が届かなかったため認定を受けませんでした」と答える。低排出ガス車認定は、排出ガスと燃費、両方をクリアしていることが求められるのだ。
10・15モード燃費は13.4km/リットル。たとえば同クラスのホンダ『フィット』は23km/リットルなので、実用燃費はいざ知らず、スペックシート上は見劣りすることは否めない。
こうなると燃費のいいMTモデルが望まれるところだが、「先代ではMTはあまり販売がかんばしくなかったので…」と朝倉氏は言葉を濁す。また、その他のGTIやオープンエアなどの展開については、「そのようなモデルが本国でもまだないので、動向を見ながら導入を決めることになります」。
排気量のバリエーションについては、「ATでユーロ4をクリアしているのが1.4リットルモデルでしたので、これを導入しましたが、本国の動向やリクエストによって検討します」とのことだ。