アメリカの自動車生産性ランキング

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アメリカの自動車生産性ランキング
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年に一度行われる『ハーバー・レポート』によるアメリカの自動車生産性のランキングが発表された。今回生産性が最も改善されたとされるメーカーはGM。なんとオンタリオにあるオシャワ第1組み立て工場がアメリカ国内での生産性ナンバーワンに挙げられた。全工場レベルで見ても、GMはアメリカンメーカーのトップとなり、これまで常に上位にいたフォードを抜いた。

ただし、それでも日本メーカーにはかなわない。日本のビッグ3、トヨタ、日産、ホンダが生産性のトップ3を占めている。中でもトップにランクされたのは日産だ。

だが今後はわからない、とハーバーはコメント。日本のメーカーがアメリカ国内でのオペレーションを増やすにつれ、日本式の生産性管理がしにくい状況になる、と予想されるためだ。実際日産の1台クルマを生産するのに要する時間は1997年と比べて6%下がっている、という。

日本とアメリカのメーカーの間で生産性のギャップが縮まっているのは良いニュースなのだが、一方でコストパフォーマンスの差は広がっている、という悪いニュースもある。ハーバーによるとアメリカンメーカーはインセンティブにコストをかけすぎており、クルマ1台による利益幅は依然日本のメーカーの方が上。

たとえばGMがクルマ1台から得る粗利益は337ドル(4万2000円)。フォードにいたっては昨年の実績では1913ドル(23万8000円)の赤字。日本のメーカーを見ると、ホンダは1661ドル(20万7000円)の利益でトップ、他の2メーカーの利益も1000ドルを超えている、という。

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《レスポンス編集部》

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