1962年以来、モーガンがラ・サルトに戻ってきた。モーガン創業ファミリー3代目にあたるチャールズ・モーガンは、『エアロ8GT(N)』のルマン24時間耐久レース参戦を、モーガン社の21世紀への発展の足掛かりとしたいと願う。
「エアロ8はFIAのGT選手権を戦うためにトラックで生まれた。我々がエアロ8GT(N)を発表すると、すぐにデウォルトRSSチームが我々の顧客になってくれたことは喜ばしい」とチャールズ。
62年、モーガンは『プラス4』でルマンに参戦、2.0リットルクラスで優勝した。ドライバーのクリストファー・ローレンスはレース後にタイヤを交換すると、なんとそのままイギリスの本社まで自走して帰ってしまった。「マシンの性能はよく、レースは本当に何ごとも起こらなかった」とローレンスは語っている。現在67歳の彼は、モーガンのチーフ開発エンジニアを務る。
いっぽう2002年のドライバーでチームオーナーのリチャード・スタントンは、「我々チーム全員にとって、夢が現実になった」と感動を隠さない。「レース参加は初めてだし、テストが不充分なことも認める。しかしクルマが気持ちで動くものなら、我々のマシンは空を飛ぶことさえ可能だ」。デウォルトRSSエアロ8GT(N)は46位グリッドからのスタート。
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