最近の日本車では品質の高さを、ボディ外板継ぎ目の隙間の狭さでアピールするものが多い。しかしダイムラー・クライスラー日本メルセデス・ベンツ/スマート製品広報課の上野貞行さんによると「そんなものはお客様にとって利益はない。だからメルセデスではやる意味がない」という。
新型『Eクラス』のボディの継ぎ目は小さくはないが、だからと言って決して気になるレベルでもない。だが国産車で目が慣れてしまうと、「メルセデスなのに?」という疑問も湧いてくる。そのあたりをメーカーがどう考えているかを聞いてみると、「必要はないし、くだらない」と、上野さん。
「ボディの詰めといったことは品質の尺度からは少し外れるし、お客様に対するメリットやベネフィットはない。風切り音などの対策もしている。インテリアでも部品の詰めなどが言われるが、メルセデスではそのようなことを言わなくても品質の高さは充分」と余裕の構え。
上野さんによると、「むしろメルセデスでは耐用年数や耐久性をトータルに考えている。Eクラスのお客様では大変長く乗って頂いている方も多い。そのためにはボディの継ぎ目といったことよりも、バンパーの一番こすりやすい部分だけを取り替えられたりといったことに重きをおいている。トータルで考えると実はとっても経済的」という。
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