【新聞ウォッチ】「日本の閉塞感に大きな風穴を空けた」奥田碩・日本経団連/トヨタ会長

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日読売毎日産経東京日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年6月18日付

● 韓国の現代、秋に90万円前後の世界戦略車、日本で勝負 (朝日・11面)

● フォード試作車、110万ドルで落札、オークション結果公表 (毎日・8面)

● 損保、盗難に本格対策、車両保険金、10年で20倍以上に (毎日・10面)

●ワールドカップ日本健闘、奥田日本経団連会長ら財界首脳がコメント (東京・9面)

● 日産が「軽」第2弾、3年以内、好調市場に追加投入 (産経・9面)

● 三菱自工、8年7カ月ぶり新型キャンター全面改良 (産経・9面)

● スズキ、大宇に出資、15%前後、小型車共同開発へ (日経・1面、関連記事・11面)

● シリーズたくましい企業、トヨタ、「国内工場で中国に勝つ」 (日経・11面)

● 夏のボーナス、日経本社調査、ホンダ12%増(日経・1面、関連記事・13面)

● 経済教室、藤本隆宏・東大教授「自動車、しぶとい能力構築」(日経・27面)

ひとくちコメント

ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で、日本がトルコに惜敗し、韓国が強豪イタリアを逆転で破った。「日本8強届かず、韓国、伊破り初進出」(朝日)、「健闘日本力尽きた、奮闘韓国夢の8強」(毎日)などと、きょうの各紙は明暗が分かれた日韓の闘いぶりを1面はじめ、スポーツ面、社会面、それに社説などでも詳細に報じている。

経済面にも、奥田碩・日本経団連会長(トヨタ自動車会長)が、「日本の経済社会を覆う閉塞感に、大きな風穴を空けた」などと、東京が経済界のトップのコメントを掲載。朝日は、「韓国のヒュンダイモーターが、今秋に世界戦略小型車を日本でも90万円前後で発売する」と、直接サッカーとは関係がないが、「日本で勝負」と、勢いある韓国パワーに便乗するかのようタイトルで取り上げている。

日経は、1面の準トップで、スズキが経営破綻した韓国の大宇自動車の新会社に出資するという記事を報じている。日本代表はワールドカップでは敗れたが、自動車メーカーの闘いはこれから本番を迎える。

《福田俊之》

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