コンピューターが2年間分をオマケします---免許証発行で前代未聞のミス

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警察庁は21日、運転記録管理用コンピューターのプログラムミスにより、本来なら3年の有効期間で発行されるべき運転免許証を5年間有効で発行していたことを明らかにした。誤記された免許証は77枚で、これまでに22都道府県で確認されている。

これは違反点数などを集計し、有効期間の算定をする際の基幹プログラムで、人身事故の際に加算される点数を含めることなく計算してしまったため、本来なら3年とすべき有効期間を5年としてしまった。

これらのデータは警察庁で管理され、免許の更新時期のおよそ2カ月前に、同庁から各警察本部のコンピューターにデータが転送される仕組みになっている。今回の算定ミスはこのホストコンピューター上で起きてしまったものだという。6月の改正道路交通法施行の直前、プログラムの更新作業を進めたが、このときにミスが生じてしまったらしい。

このミスが発見されたのは19日で、愛媛県警からの報告で明らかになった。その後に同調が確認したところ、北海道、青森、福島、東京、茨城、群馬、埼玉、千葉、神奈川、静岡、愛知、三重、大阪、兵庫、奈良、鳥取、岡山、広島、福岡、長崎、熊本、沖縄の各都道府県で同様のミスがあり、すでに77枚が発行されていた。

警察庁ではこれらを全て新しい期間の免許証に発行替えする方針だが、新しい免許証は謝罪も兼ね、各都道府県の担当者が自宅まで持参することになるそうだ。

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《石田真一》

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