日産ディーゼル、世界初「キャパシターハイブリッドトラック」を発売

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日産ディーゼル工業は24日、世界ではじめてキャパシター(蓄電装置)を搭載した「キャパシターハイブリッドトラック」を発売した。通常のディーゼルトラックにくらべ燃費が1.5倍に向上する。排ガスも2003年の新短期規制をNOx(窒素酸化物)で25%、PM(粒子状物質)で50%下回る。

バッテリー式のハイブリッドトラックは他メーカーがすでに製品化しているが、キャパシターを使ったタイプは商用車・乗用車を含めてこれまでになかった。バッテリーが化学反応で電気をためるのに対してキャパシターはコンデンサーの蓄電作用で電気を出し入れする。このため装置の寿命が長いことや瞬時に大容量の電気の出し入れが可能でトラックに向いているという。

同社は積載量4トンクラスの中型トラック『コンドル』に同システムを搭載、既存の中型トラック用ディーゼルエンジンと組み合わせて商品化した。自治体などに年間30台を販売する計画だ。メーカー希望小売価格は「KK-MK252GB」が1442万6000円とベースのディーゼル車の約2.5倍。かなり高いが購入にあたっては国などからの補助金が最大で530万円出る。

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《編集部》

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