カナナスキス・サミットなどを控え様子見気分が強まったが、全体相場は小幅続伸。円高が一服したことで、自動車株は上げる銘柄が目立った。
ホンダ が前日比150円高の4930円と急反発。前日年初来安値を更新したとあって、下値には値ごろ感からの買いが入っていた。
三菱自動車工業 は9円高の356円と堅調。この日の株主総会でカナダ・メキシコ市場への参入計画を表明。さらに総会後の臨時取締役会で、ロルフ・エクロート副社長の社長昇格を正式決定した。収益拡大とともに、ダイムラークライスラーとの連携強化による構造改革のスピードアップへの期待が高まっている。
今3月期の連結業績予想の上方修正(売上高1兆7600億円→1兆9800億円、経常利益680億円→690億円)を発表した スズキ は、16円高の1485円と続伸した。
こうした中、日産系2社はさえない。 日産ディーゼル工業 は、長寿命蓄電装置搭載のハイブリッドトラック発売を好感した買いが入ったが、結局は2円安の98円で取引終了。 日産自動車 も3円安の816円と反落した。