睡眠薬で夢心地の男を危険運転罪で逮捕---事故は悪夢そのもの

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大阪地検は28日、規定量を大幅にオーバーする睡眠薬を服用したままクルマを運転し、衝突事故を起こして相手に全治1カ月の重傷を負わせた38歳の男を危険運転致傷罪で起訴したことを明らかにした。薬物大量服用(オーバードーズ)による同罪適用は2例目。

警察や検察の調べによると、この男は今月7日未明、大阪府高槻市内の国道171号線を走行中、センターラインをオーバーして対向車と正面衝突する事故を起こし、もう一方のクルマを運転していた29歳の会社員に骨折など全治1カ月のケガを負わせたというもの。男は事故後に現場からそのまま逃走していた。

大阪府警は目撃証言やクルマの修理依頼から豊中市に住む38歳の男を特定し、道路交通法違反(ひき逃げ)と業務上過失致傷の容疑で事情を聞いていた。ところが比較的大規模に事故だったにも係わらず、男の記憶が曖昧で当時の状況をほとんど覚えていないことが明らかとなり、当初は飲酒運転の疑いもあるとして、送検の際には「危険運転罪の適用も検討」という扱いとなった。

検察でさらに事情を聞いたところ、男が不眠症のために睡眠導入剤を服用しているという事実が明らかになり。その後の調べで事故当時には規定の1錠を大幅に超える15錠を服用、意識がほとんどない状態でクルマを運転していた可能性があることもわかった。このことから検察は「薬物の大量服用が事故原因」と断定。全国では2例目となるオーバードーズ理由での危険運転致傷罪を適用することとなり、28日に改めて逮捕している。

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《石田真一》

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