オフロード競技で活躍、つづいてスクーターでひったくり競走

自動車 社会 社会

大阪府警は4日、約200件、合計450万円相当のひったくり犯罪を繰り返していた28歳と31歳の男を逮捕し、窃盗容疑で送検していたことを明らかにした。2人はオフロードバイク競技で入賞したこともあるほどの運転テクニックを活かし、盗みを重ねていた。

2人は暴走族グループの少年たちがひったくり犯罪を繰り返していることをニュースなどで知り、「俺たちならもっとできるんやないか?」という考えから、犯罪に及んでいたという。2人はオフロード競技に入賞した経験があるほどバイクの運転に長けており、ひったくり犯罪についても「どちらが儲けられるか競ってみよう」と話し合っていたという。

片手でも運転できる大型スクーターを購入し、ブランド物のバッグを持った若い女性をターゲットに襲い掛かっていた。少年らが行うひったくりは2人1組で犯行に及ぶことが多いが、この2人は自分の運転テクニックと大型スクーターの機動性をフルに活かし、単独での犯行しか行っていない。盗んだ金は遊興費として使い、ブランド物のバッグは質屋に入れて換金し、そのカネで犯行に使うバイクのメンテナンスなどをしていた。

警察が逮捕時までに把握した被害件数は約200件、被害総額は450万円を超える。比較的短期間に行われたひったくり犯罪としては、かなり多い件数となるが、2人の男にとってはこれがゲームそのものだったようで、反省している様子もあまり無いという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 東北道Pasar羽生に「世界一のアップルパイ」専門店が8月1日オープン
  2. 噂の「ベイビー・ディフェンダー」は5ドアが有力! 人気に拍車かけるか…最終デザイン予想
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. ドゥカティ初のミドル専用設計エンジン「V2」が日本上陸! 新型『パニガーレV2』から新章が始まる
  5. レクサス『LC』、ハイブリッド廃止で自然吸気V8のみに 米2026年モデル
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る