チャイルドシート積むだけではダメ!! ---衝突で乳児死亡、抱いていた母親助かる

自動車 社会 社会

21日夜、青森県六戸町の県道で24歳の航空自衛隊員が運転するクルマが橋の欄干に激突し、助手席に乗っていた自衛官の妻が右足の骨を折って重傷を負い、妻が抱いていた生後6カ月の乳児が死亡する事故となった。警察ではスピードの出しすぎが事故の原因と自衛官から事故当時の状況を聞いている。

事故が起きたのは21日の午後8時10分ごろで、青森県六戸町犬落瀬長漕の県道を走っていた24歳自衛官の男性が運転するクルマが緩い下り坂にあるカーブを曲がりきれず、ガードレールに接触。ガードレールをなぎ倒しながらなおも進み、鋼鉄製の橋の欄干に激突して停止した。この事故でクルマはエンジンルーム付近が大破。助手席に乗っていた自衛官の妻が右足骨折の重傷を負い、この妻が抱いていた生後6カ月の乳児が全身を強く打ち間もなく死亡した。

警察の調べでは、自衛官の男性が下り坂に気づかないままカーブに進入し、スピードが上がりすぎてクルマをコントロールできなくなったことが事故の原因とみている。また、事故を起こしたクルマの後部座席には乳児用のチャイルドシートがあり、もしこれが事故当時にも使用されていたなら、乳児の命は助かった可能性が高いという。

チャイルドシートは適切に使わなくては意味を成さないが、今回もクルマの安全性を軽視していたがために悲しい結末となってしまった。クルマに乗ったら大人はシートベルト、子供は何があってもチャイルドシートに座らせるのは鉄則だ。もし、子供が泣いたりするようであれば、その際には安全な場所にクルマを止め、様子を見るという余裕も忘れないことだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタが米国製3車種を展示へ、日本にない『タンドラ』『ハイランダー』『カムリ』に乗り込める…S耐最終戦
  2. 「ソウルレッド」も完全再現!クルマ用塗料を使ったマツダ公式『ロードスター』スマホケース発売
  3. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  4. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  5. ポルシェ『911 GT3ツーリング』、コロンビアの熱帯雨林をテーマにした「オセロット」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る