新型『フェアレディZ』の誕生は日産社員・関係者全員の喜びだ。そして“Zカー”の復活を喜ぶのなら誰にも負けないのが、私自身である……と、日産のカルロス・ゴーン社長は30日の新型Z発表会で語った。
1990年代初期、当時北米ミシュランに勤めていたゴーン社長の愛車が先代Z、300ZX(Z32)だったのだ。「私もZファンのひとりなのだ。当時、東海岸の山岳地帯を走りまわったものだ。Zカーはワインディングに吸い付いて離れなかった。スポーツカーはこうでなければならないと思った」
そして「99年、日産の再生プランを立案するにあたって、Zカーは存続しなければならない日産に不可欠な存在だと決断した」と語った。