先週末の米国株安を嫌気し、全体相場は続落してスタート。1兆円減税、信用売りに対する規制強化などを好感した買いも入ったが、上値は重く4日続落となった。自動車株は高安まちまち。
日産自動車が、前週末比12円高855円と3日続伸。同社復活のシンボルでもある『フェアレディZ』の好調が、懸案だった販売増による収益アップ戦略の成功を印象付けている。市場では再度の1000円台挑戦を期待する声も浮上してきた。
6月の販売で日産に後塵を拝したホンダは、4日ぶりに反発、4770円。3日間で400円近くの下げを強いられただけに、買い戻しが入った格好だ。いすゞ、日産ディーゼル工業の低位株もしっかり。
半面、トヨタ自動車が40円安の2870円と反落。三菱自動車工業、マツダもさえない。ダイハツ工業はマレーシア、インドネシアなどアジア地域の生産増強策を明らかにしたが、株価は2円安の404円と4日続落。