ホンダは、サイドカーテンエアバッグを新開発して、10月に発売するアコードに設定すると発表した。開発したサイドカーテンエアバッグは、子供から大人まで、様々な体格の乗員の頭部や頸部を幅広い範囲で保護し、センターピラーへの頭部衝突を防ぐ展開性能を実現した。
サイドウインドウのほぼ全面をカバーするエアバッグを瞬時に展開させるため、圧縮ヘリウムを使った低音ガスインフレ−ターを採用したのが特徴で、世界最速の約0.015秒で展開する。これによって、バッグの厚さの拡大も可能となり、衝突の衝撃をより効果的に吸収、衝突時の頭部に加わる衝撃をエアバッグ無しと比べて6分の1に低減した。
衝撃産センサーは従来の3ヵ所から後席左右2カ所を追加して側面衝突に応じてサイドカーテンエアバッグが最適なタイミングで作動するよう制御した。
カーテンエアバッグは、ほとんどのメーカーがすでに採用しているが、ホンダは今回が初。