乗用車の時代が戻ってくる予感---SUV、ミニバンの流行は下火に

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乗用車の時代が戻ってくる予感---SUV、ミニバンの流行は下火に
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アメリカでは10年来のSUV人気が続いているが、自動車アナリストらの間では乗用車の売り上げ低迷がそろそろ底をうった、との見方が強まっている。ここでいう乗用車とはSUV、ミニバンなどをのぞくセダン、エステート、クーペなどのこと。

70年代のオイルショック時と同様、ガソリン価格の値上げがSUVブームに歯止めをかけつつあり、環境問題に配慮した低燃費、低排気の乗用車にブームが訪れる可能性は小さくない、という。自動車業界内でも意見は分かれているが、クライスラー、GMは、今後エントリーモデルを含めた乗用車の開発に力を入れることを明らかにしている。

また、自動車業界にとって利益幅の高いドル箱であったSUVに旨味が感じられなくなりつつある、というのも乗用車復活の理由のひとつ。日本メーカーがSUVやミニバンの分野に乗り出して以来、ビッグ3の利幅は狭まっているという。

一方でアメリカ国内の乗用車シェアは、ビッグ3合計で約半分にまで落ち込んでおり、シェアの回復の意味も込めて、今後ビッグ3が乗用車分野に力を入れてくる可能性は充分考えられる。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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