急成長した中古車オークション会社の株式を悪用---偽造株券で4億円奪う

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大阪府警、京都府警、愛知県警は26日、中古車オークション会社「ユー・エス・エス(USS)」の偽造株券800枚が3府県の証券会社に持ち込まれ、不正に換金されていたことを明らかにした。被害総額はおよそ4億円に達しており、今後は合同捜査本部を設置し、有価証券偽造・同行使と詐欺の容疑で換金した男の行方を追うことになった。

今回偽造された株券は全て100株券で、昨年末に京都市在住を名乗る男が購入した36枚の真券をベースに偽造されたとみられる。株券記号は全て同じ「206」となっており、その後に続く4ケタの連番が36枚の真券と同一だった。売却の際には偽造された36枚分1セットで持ち込まれているのが特徴で、今年4月ごろから大阪や京都の証券会社に換金目的で持ち込まれた。発覚は5月下旬になってからで、名義書換のために送られたものの中から486枚が発見されたことによるという。

被害総額は判明しているだけで4億円近くになっており、売却代金が振り込まれた大阪府内の銀行支店で金を引き出す50代の男が防犯ビデオの映像に残されていた。警察ではこの男が事件に深く関与したものとみて行方を追っているが、被害はさらに拡大しそうな様相を見せている。

《石田真一》

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