川崎重工、世界初の新型蓄電池を開発

エコカー 燃費

川崎重工業は11日、大容量新型蓄電池を開発したと発表した。世界で初めて「粒子活物質」を使った電池で大容量かつ低コストを実現したという。家庭や工場、ハイブリッド車など幅広い需要が見込めるという。

新型電池の原理はハイブリッド車などの2次電池として実用化されているニッケル-水素電池と同じだが粒子状の活物質を容器内に充填するだけで電池化する点が従来型のニッケル・水素電池と異なるという。このため縦・横・厚みの三次元方向に簡単に大型化ができる。また通常、電池のプラス極には高価なコバルトを使用しているが同電池は炭素繊維を利用し低コスト化できた。ほぼ完全なリサイクルも可能という。

粒子活物質は大阪ガスと協力して開発した。川重では自社の非常用発電機用の起動用として同電池の実用性を確認、鉛蓄電池の半分の容量・重量でガスタービン(228kW)の起動に成功した。今年度中にも試験的に出荷を開始する計画だ。

●おおっ、これは?! メールマガジン「デイリーニュースランキング」では毎日の記事の中からオートアスキー編集部が選んだおすすめ記事をランキングにしてお届け!! 重大ニュースの見落としがこれでなくなります。---

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る