バスに道を譲ろうとして30メートルを落下---慣れた道路でも過信は禁物

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28日午前、山梨県南部町の町道で、対向してきたバスに道を譲ろうとしたワゴン車が運転を誤って崖から落下。30メートル下の沢に車体が叩きつけられるという事故が起きた。運転していた67歳の男性が全身を強く打って死亡している。

警察の調べによると、事故が起きたのは28日の午前6時15分ごろで、「南部町内船の町道を走っていたワゴン車が落下した」と、町営バスの運転手から通報があった。警察で捜索を行ったところ、事故現場の崖下30メートルの沢で木に衝突したワゴン車が横たわっていることを発見。救出作業を行ったが、運転していた67歳の男性はすでに死亡していた。

現場は山間の幅員3.5メートルの道路。クルマ同士のすれ違いはできず、途中に設けられた数箇所のポイントで譲り合って通行することになっている。ワゴン車を運転していた男性は対向してきた町営バスに気づき、近くのすれ違いポイントまでバックで進行していたところ、ガードレールの切れ目から落ちていったという。

死亡した男性は県境を越えた静岡県富士宮市に在住し、自身が経営する鱒釣り場に向かうために現場の道路を毎日通行しており、現場の道路事情についても詳しかった。

《石田真一》

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