GM、フォードなどの格付けダウン---自動車はもう経済の牽引車ではない

自動車 ビジネス 株価
GM、フォードなどの格付けダウン---自動車はもう経済の牽引車ではない
GM、フォードなどの格付けダウン---自動車はもう経済の牽引車ではない 全 1 枚 拡大写真

大手投資企業、メリル・リンチは、フォード、GM、ダナ、デルファイなどの株式に対する格付けを、「買い」から「様子見」に格下げした。理由は自動車業界全体のファンダメンタルが不確定であるため、としている。特にこのところのゼロ%キャンペーンなどで実質的に新車・ユーズドカーの価格が低下していることが、将来的に企業に圧迫を与える、としている。

消費者もアメリカの景気が過去9年間で最低レベルに近付いていることを認識しており、ミシガン大学の調査では数カ月内に消費者の「買い控え」が始まる、という結果も出されている。

また、自動車の売り上げは長くアメリカの消費者行動の指標とされてきたが、このところ自動車販売が減少しても消費者物価が上がる、などの傾向も見られ、自動車業界そのもののパワーに陰りが見え始めているという。

いくらインセンティブを積み重ねてもクルマが売れなくなる、という悪夢のような事態が、アメリカでは早ければ今年中に訪れる可能性が高くなっている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. VW『ゴルフ』復権へ、Mk. 9は完全電動化! ところがエンジン搭載バージョンも?
  2. 「デザイナー天才」とSNSで話題! 熱帯雨林モチーフのポルシェ“オセロット”発表「内装の作り込みがすごい」
  3. ベントレー、初の後輪駆動コンチネンタルGT「スーパースポーツ」発表…非電動で666馬力
  4. シビック タイプRに本革製ステアリングホイール、ホンダアクセスが純正設定…2026年1月発売
  5. BMW『X1』、ブラックで統一の「Edition Shadow」発売…240台限定で611万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る