またもや危機一髪!! 線路を走るクルマ、今度は長野に出現

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16日午後、長野県辰野町内のJR中央本線辰野−川岸駅間を走行していた快速電車と、線路内を対向して走ってきたRV型の軽自動車が接触するという事故が起きた。幸いにも電車の乗客に負傷者はおらず、軽自動車もそのまま現場から走り去った。電車の運転士が事故を起こしたクルマのナンバーを正確に記憶しており、警察では所有者の行方を追っている。

長野県警の調べによると、事故が起きたのは16日の午後5時20分ごろだという。JR中央本線の辰野駅を出発した直後の快速電車(3両編成:乗客約120人)の運転士が、前方の線路内を走る水色のクルマを発見。急ブレーキを掛けたが電車の運転席直下にある乗降用のハシゴと、クルマの後部が接触した。運転士が被害確認のために電車から降りたところ、クルマはそのまま水田の中をショートカットするように走り、近くの道路に這い上がってそのまま逃走したという。

運転士や逃走するところを目撃した乗客の話では、逃げたクルマはスズキ『ジムニー』とみられ、30−40代の男が乗っていたという。運転士はクルマのナンバーを正確に記憶しており、警察はその証言を基にクルマの所有者宅を訪れたが留守のままだった。警察では所有者が何らかの事情を知っている可能性が高いとみて、その行方を追っている。

線路内を走るクルマと電車の衝突事故は先月下旬に愛知県内でも発生しているが、今回の事故は列車と対向するようにクルマが走ってきており、回避時間は数秒しかなかった。電車の運転士はクルマが電車に向かって走ってきているとは認識できておらず、警察の取り調べに対して「非常に危険な状態だった」と供述しているようだ。

《石田真一》

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