【新型トヨタ『プラド』発表】デザイントーク---「俺がランクルだ!」名物チーフエンジニア

自動車 ニューモデル 新型車
【新型トヨタ『プラド』発表】デザイントーク---「俺がランクルだ!」名物チーフエンジニア
【新型トヨタ『プラド』発表】デザイントーク---「俺がランクルだ!」名物チーフエンジニア 全 3 枚 拡大写真
新型『ランドクルーザー・プラド』の開発がはじまった当初、開発リーダーは近藤丈夫雄チーフエンジニアだった。彼は現在トヨタを退社しているが、20年以上『ランドクルーザー』の開発に携わってきた、ランクルを語る上では外せない人物だ。

彼の頭の中には「俺がランクルだ。ランクルはこうあるべき」というはっきりしたイメージがあった。したがって、デザインコンペで出されたアイデアは近藤チーフエンジニアの思想に従った、いわゆる正常進化型が多かった。

いっぽうトヨタのヨーロッパにおけるデザイン開発拠点であるED2(イー・ディー・スクエア)のランス・スコット・シニアデザイナーが出してきたアイデアは、近藤チーフエンジニアの予想を超えたものだった。

スコット・シニアデザイナーによると、「私のアイデアはランクルの持つ力強さ、耐久性は踏襲しつつ、同時にラギッド感、先進性、洗練されたイメージ、永続性を念頭に、ダイナミック感や躍動感を演出。ショルダー部分に強さを出して、ボディは“clamping”=フロント正面から見るとサイドから“挟み込む”ようなカタチにしているのが特徴」だという。

こうしたアイデアに近藤チーフエンジニアは「こんなカッコいいんだったら見直すよ」とスコット案を採用した。近藤チーフエンジニアは「トヨタ本社で対抗案を出したデザイナーは、フラストレーションがたまったのではないか」と語ったという。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. トヨタの新モビリティ向けEV、『e-Palette』販売開始…2900万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る