試乗車を持ち逃げして別のディーラーに買い取り求める---穴だらけの犯行

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茨城県警は21日、県内の自動車ディーラーで「試乗する」と偽って持ち出し、そのまま乗り逃げていたクルマを、別のディーラーに転売しようとしていた23歳の男を詐欺容疑で20日夜に逮捕したことを明らかにした。

茨城県警の調べによると、この男は17日午後、ひたちなか市のホンダ系販売店を訪れ、対応したセールスマンに「試乗したい」と言って『フィット』を借り、そのまま逃走した疑いが持たれている。このディーラーでは数時間経っても男が戻ってこないことから「盗まれた」と判断。警察に盗難届けを提出した。

ところが3日後の20日午後、十王町の別系列のホンダ系販売店に訪れた男が「このクルマを下取り車として、別のクルマを購入したい」と訪れ、3日前に盗まれたフィットの査定を要求。応対した店員もクルマが盗まれていたものとすぐに気づき、110番通報。男は駆けつけた警察官に引き渡され、同日夜に詐欺容疑で逮捕されている。

試乗車はナンバープレートもそのままで、車検証に記載された名義(使用者)も所有するディーラーのまま。つまりはそのまま売ることはできない状態だった。思いつきにしてもあまりにも稚拙な犯行だが、そんなに簡単に売れるとでも思っていたのか。

《石田真一》

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