警官に向かい急発進、拳銃発砲に驚いて急停止---クルマを盗んだ男女逮捕

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23日午前、神奈川県大和市で警官の制止を振り切って逃走しようとした盗難車のドライバーに対し、クルマの正面近くにいた大和警察署の警部補2人がそれぞれ拳銃1発を発砲する事態となった。盗難車に乗っていた若い男女は警官の実力行使に驚き、投降したところを公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

神奈川県警の調べによると事件が起きたのは23日の午前9時40分ごろだという。大和市上草柳の駐車場に、座間市内で前日に盗まれていたクルマが止まっているのを、近くを通りかかった所有者の妹が偶然発見して警察に届け出た。通報を受けた県警は大和署の捜査員11人を現場に派遣。駐車場の出口を閉鎖するなどして張り込みを行った。

その結果、午前9時30分ごろ、盗難車に近寄っていく2人の男女を発見。警察官が近づいて職務質問を行おうとしたところ、2人はクルマに乗り込み、前方で出口をふさぐ警察官に向かって急発進させた。

一番クルマの近くにいて、これに危険を感じた大和署・地域3課の警部補2人が「止まれ、止まらないと撃つ」という警告の後、双方が運転席のドアに向けて1発ずつを発砲した。これに驚いたのが車内にいた2人で、クルマを止めてすぐに投降。直後に公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

今回の発砲について、神奈川県警では「警察官が実際に命の危険を感じており、警告も行なっているので発砲は適正」とコメントを出している。

《石田真一》

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