19日、社団法人日本インダストリアルデザイナー協会=JIDAが主催したフォーラムが開催された。日産のカルロス・ゴーン社長が「新世紀デザイン革命---美しく豊かな国への挑戦」をテーマに基調講演を行ない、その後で活発な質疑応答が交わされた。
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参加者:日産の復活にデザインが役立って同業者としてうれしい。日産のデザインでいまだにうまくいっていない部分はどこか。
ゴーン:私は現状の日産デザインに満足していない。完璧ではない。3年前から改善を続けており、改善の余地があるという意味で完璧でないのであり満足していない。どこが弱点かは競合他車と日産車とを見比べればわかる。これは継続的な戦いであり、デザイナーにとって自分自身との戦いである。