国道トンネル工事現場は毒ガス工場跡地!? 作業員に謎の症状が続出

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国土交通省・横浜国道工事事務所は1日、神奈川県寒川町内に建設中の「さがみ縦貫道」の工事現場から不審な液体の入った古いビール瓶が発見されたことを明らかにした。このビール瓶は十数本見つかり、うち数本が工事中に破損した。問題なのは破損した際に液体、あるいは気体を浴びたとされる作業員数人に目の痛みや発しん、かぶれなどの症状が出て、現在も通院を強いられていることだという。

横浜国道工事事務所によると、不審なビール瓶が見つかったのは9月25日から27日の3日間で、ショベルカーでの掘削作業中に複数の場所から発見された。当日は何とも無かったが、残土を扱った作業員の中に原因不明の発疹や目の痛みを訴えるものが続出。10月1日から12日に掛けて6人が発症し、うち3人は現在も通院中で仕事を休まざるをえない状況だとされる。症状はいずれも共通で、痛みを伴う水ぶくれが顔や胸、足などにできるというもの。治療に当たった病院関係者は「原因不明のため治療困難」と同事務所に説明しているようだ。

問題の工事現場は第二次世界大戦中に相模海軍工廠(こうしょう)があった場所とされている。さらには毒ガスを製造していた場所であることが後の調べで濃厚になり、ビール瓶に入った液体はこれと何らかの関係があるとみられている。被害が明らかになったのち、壊れていないビール瓶を回収して民間の調査機関に預けたが、分析結果は「不明」のまま。現在は防衛庁に内容物の分析を委託している最中だという。

現場の作業員には毒ガス工場の跡地であったという事実は知らされておらず、工事を巡る同事務所の事前調査責任が問われる事態にも発展しそうだ。また、掘削作業で掘り起こされた残土6000立方メートルについては、防衛庁の分析が終了するのを待ってから今後の扱いを検討する方針。残土置き場は高さ1.6メートルのフェンスで囲い、現在は24時間体制で警備をしている。

《石田真一》

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