高校駅伝のランナー、90歳男性運転のクルマが弾き飛ばす

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6日午前、長崎県加津佐町内の国道251号線で、高校駅伝のランナーを追い越そうとした乗用車がこのランナーと接触。転倒させてケガを負わせるという事故が起きた。警察では乗用車を運転していた90歳男性が前方をよく見ていなかったものとみて、業務上過失致傷の容疑で事情を聞いている。

長崎県警の調べによると、事故が起きたのは6日の午前10時40分頃だという。長崎県高校駅伝に出場していた17歳のランナー(高校3年生)を右側方から追い越そうとした90歳の男性が運転する乗用車の左フェンダーが接触。ランナーは腰のあたりを押し出される形になり、前のめりに転倒した。

幸いにも接触した際の速度が低く、ランナーからの申し出もあって競技自体は続行。このランナーは事故現場からさらに4kmほど走り、次のランナーにたすきを渡した後、病院に運ばれた。ケガは全治1週間程度の打ち身で軽傷。事故の影響はレースに出ることなく、被害にあったランナーの学校は3位入賞を果たしている。

事故が起きた現場は片側1車線の道路で、警察官がランナーを右車線から追い越すように指示していた。警察ではランナーに接触した90歳の男性の前方不注意か、あるいはランナーと接触した左フェンダー部分が全く見えていなかったなどの可能性があるとみて、業務上過失致傷の容疑で詳しい事情を聞いている。

《石田真一》

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