人命軽視! 安全軽視!! 会社へ遅刻しないことを優先した男に危険運転罪

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山梨県警は7日、右折レーンから信号待ちをしているクルマを強引に追い越し、赤信号のまま猛スピードで交差点に進入し、横断中の小学生をはねたまま逃走。後に自首した20歳の男を危険運転致傷と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で書類送検したことを明らかにした。

山梨県警・南甲府署の調べによると、事故は10月31日の午後5時20分ごろ、甲府市伊勢1丁目の国道358号交差点で起きた。直進レーンで信号待ちをしている数台のクルマを後方から走ってきたクルマが右折レーンから強引に追い越し、そのまま猛スピードで信号無視をしながら交差点に進入。横断中の小学1年生の児童をはね、そのまま現場から走り去った。児童はバンパーが足に当たり、骨を折る全治2カ月の重傷を負っている。

警察では悪質なひき逃げ事件として捜査してきたが、10月31日に自首してきた20歳の男を業務上過失致傷の疑いで緊急逮捕した。取り調べを進めるうちに男が「仕事に遅刻するから急いでいた。5時30分までに入らないとまずかった」などと、故意に信号無視を行った事実を認め、目撃者からは「右折レーンを強引に走ってきた」という証言も得られたことから、悪質かつ危険な運転と判断。業務上過失致傷の容疑を危険運転致傷に切り替えて送検することを決めた。

山梨県警が危険運転容疑で送検するのは今回が2件目となるが、暴走運転や危険行為での送検は初となる。

《石田真一》

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