警察庁は13日、今年起きた交通事故による死亡者数が12日で7000人を突破し、7016人となっていたことを明らかにした。7000人突破のペースは統計開始以来もっとも遅く、死者数も昨年同期より364人も少なくなっている。
警察庁の調べによると、都道府県別で死者が最も多いのは北海道で406人、次いで神奈川326人、千葉322人、愛知321人、東京313人となっている。逆に少ないのは長崎51人、沖縄52人、高知53人の順となる。
交通事故死者は事故後24時間以内に死亡した人をカウントしたもので、最近の死者数減少はクルマ自体の安全装備が向上して即死者が減ったことによるものと考えられている。
統計開始以来、最も死亡者数が少なかったのは1979年の8466人。昨年はそれに迫る8747人を記録している。今年は現在のペースで進めば79年の数値を下回り、過去最低になるのではないかと期待されているが、事故の件数自体が減っていないことは忘れてはならない。
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