「その表示おかしいのでは?」で発覚---西日本JRバスで5年間も運賃誤表示

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西日本ジェイアールバスは14日、同社が運行する路線バスのうち、滋賀県内の路線2区間において誤った運賃を表示していたことを明らかにした。正規の運賃より10−30円の過不足が発生しており、同日中に正しい表示に改めた。

これは同社が持つ滋賀県内の路線のうち、JR近江八幡駅−JR三雲駅間を結ぶ「八幡線」の2区間。1997年11月の運賃改定時から誤った運賃が表示され、区間によって10−30円の過不足が生じていた。

先月、乗客から乗務員に対して「料金の表示内容がおかしくないか」との指摘があり、乗務員は営業所の担当者にこれを報告した。ところが担当者はこれを上司に報告することを忘れており、今月に入ってから報告。料金提示のミスが発覚したという。

バスや列車の料金表示が間違っているというトラブルは2000年に続出し、この際には各社が誤りを訂正し、過剰に得ていた場合には利用者からの申し出によって返金していたというケースもある。西日本ジェイアールバスでもこの際に合計24区間での表示誤りを発見、訂正しているが、今回の2区間についてはこのときの調査でも見落とされていたという。

同社は14日付けで正しい運賃提示への変更を行ったが、料金の返還などについては方針を明らかにしていない。

《石田真一》

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