【三菱『コルト』試乗】「ひとつ上の質感」の謳い文句は伊達じゃない

自動車 ニューモデル 新型車
【三菱『コルト』試乗】「ひとつ上の質感」の謳い文句は伊達じゃない
【三菱『コルト』試乗】「ひとつ上の質感」の謳い文句は伊達じゃない 全 2 枚 拡大写真

今回発売された三菱『コルト』にはグレードというものが設定されていない。これはカスタマー・フリーチョイス(CFC)を導入したことによるもので、ユーザーはエンジンの排気量を含め、購入時に任意選択することができる。

試乗はまず1.3リットルエンジンを積んだクルマから始めた。ウォーム内装でベンチシート装備したバージョン。どちらかといえば女性を意識した設定だ。

走らせてすぐに気づいたのはハンドリングがしっかりとしているということ。ドライバーの意のままにクルマのコントロールができる。電動式のパワーステアリングを採用していると説明を受けたが、軽すぎることもなく、適度な重みを感じるアシスト量の的確さには好感が持てる。

一般道を意識して設計されたテストコースでは「優等生だな」と感じさせる挙動を常に示した。車内に侵入するノイズも最小限で、ひとつ上のクラスとなる『ランサー・セディア』と比較しても遜色はない。このあたり、開発者が意識した「ちょっとだけ高級、ちょっとだけ贅沢」がしっかりと反映されているようにも思えた。

1.3リットル「4G19」エンジンもスムーズにまわる。MIVECとはいえ、燃費を向上させるために採用されており、面白味のあるエンジンではない。だが常用するなら必要充分。低速域からトルクも追従するので坂道でも不安は感じない。組み合わされるCVTが秀逸なので高速道路の合流で恐怖を感じることもないはずだ。ロードノイズも常用域であればうるさくは感じない。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【BMW R1300RT 試乗】200km/hクルーズの快適さは、もはや飛行機レベル…佐川健太郎
  2. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
  3. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  4. ハイレベルなサウンドカーが全国から集結!『第12回ヨーロピアンサウンド カーオーディオコンテスト』注目車レビュー Part 1
  5. BYDのプレミアムブランド「DENZA」、グッドウッド2025で英国デビューへ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る