気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年11月19日付
●トヨタの燃料電池車、認定第1号、来月2日から月120万円、官邸、経産・国交・環境省、30カ月契約(読売・2面)
●三菱自動車、エクロート社長表明「ダイムラー出資増も」(読売・8面)
●スズキ、四輪駆動車「グランドエスクード」など4車種の特別仕様車発売(毎日・8面)
●社説・高速道路「歯止めしっかりと」(東京・4面)
●バーチャル工場でコストダウン、トヨタなど新車開発威力発揮(東京・9面)
●東京都事務所への配送車両、ディーゼル適合車以外ダメ、来年4月から(東京・27面)
●ダイムラークライスラー、シュレンプ社長、2005年以降も続投に意欲(日経・9面)
●三菱グループが5年ぶりに「訪中団」三菱自動車社長ら参加(日経・11面)
●いすゞ、資本増資策を決議(日経・13面)
●日産ディーゼル、9月中間決算数で赤字40億円の見通し(日経・17面)
●コンビニのスリーエフ、セルフスタンドに出店、出光興産と組む(日経・35面)
ひとくちコメント
三菱自動車復活のカギを握る新型小型車『コルト』が発表されてから、1週間余り。同社のロルフ・エクロート社長が、マスコミの単独インタビューに応じている。きょうは読売と日経が取り上げた。
読売の骨子は、ダイムラーの出資比率を引き上げることを歓迎しており、そのため、「ダイムラーの100%子会社になることや、株式の上場が廃止されても抵抗はない」と述べている。日経は一問一答で掲載し、ダイムラーの米国工場を視野に入れながら米国の完成車生産能力を増強する方針を明らかにした。
両紙は、16日発売を開始したコルトの受注件数にも触れており「早くも、月販目標の7000台を上回った」と語りながら「年内の1万5000台を達成するめどがついた」と、足元の業績の好調ぶりを“まじめ”にアピールしていた。