物損事故が殺人未遂事件に---安易な気分で逃走を試みた男、逮捕

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24日深夜、神奈川県川崎市幸区内の国道1号線で、物損事故を巡るトラブルから加害者のクルマが被害者を1kmにわたって引きずるという事件が起きた。警察では被害者をひきずったまま逃走しようとした21歳の加害者を殺人未遂容疑で現行犯逮捕している。

神奈川県警・幸警察署の調べによると、事件が起きたのは24日の午後11時ごろだという。川崎市幸区小向野の国道1号線で、21歳の男が運転する乗用車が前方を走る別の乗用車に追突した。追突された側のクルマを運転していた33歳の男性が路肩に駐車し、同様に駐車した男のクルマに歩み寄ったところ、クルマは突然発進。男性は窓越しにハンドルをつかむなどして、男の運転を止めさせようとしたが、そのまま1kmほど引きずられた状態で走った。男は通報によって駆けつけた幸署員に殺人未遂容疑の現行犯で逮捕されたが、殺意については否認しているようだ。

男が逃走しようとした原因はわかっていないが、仮に飲酒運転であったとしても、罰金で済まされる。ところが今回は逃走を試みるばかりか、被害者を1kmに渡って引きずったことが「悪質」とされ、殺人未遂という罪状が科せられている。容疑者本人としては軽い気持ちで「逃げられる」と判断したのかもしれないが……。

《石田真一》

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