ヤナセ再建---伊藤忠が15億円で安い買い物?

自動車 ビジネス 企業動向

ヤナセは伊藤忠商事と両社の経営資源を相互に活用して、両社の事業を強化拡大するための業務提携を結ぶことで大筋合意したと発表した。伊藤忠は来年にはヤナセに資本参加するとともに、役員も送り込む予定。

両社の業務提携は、伊藤忠の物流・商流のルートを利用することや、伊藤忠はヤナセの広範な顧客基盤を活用することで、仕入れ・販売活動・マーケティング活動のノウハウ・技術を相互に補完するというもので、詳細はプロジェクトチームを設置して検討する。

伊藤忠は来年に総額15億円をめどにヤナセに出資して主要株主となる。伊藤忠から執行役員を含む役員職を派遣することも発表された。ヤナセはオーナー企業で、創業者一族の梁瀬次郎氏の娘むこの稲山孝英氏の長男(梁瀬次郎氏の養子となって梁瀬性に改名)を次期社長に据える予定だったが、今回の伊藤忠の出資でその見込みは無くなったようだ。

ちなみに伊藤忠がヤナセへの資本参加で欲しかったのは、メルセデスベンツやキャデラックなどのヤナセの持つ優良顧客名簿と言われており、これが15億円なら安いとの声も。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  3. ダイビングで拾ったゴミとMITSUBISHIトライトンで見つけた新しい相棒関係PR
  4. 「手組みのエンジン!?」65万円のマツダ NDロードスター用「リビルドエンジン」にSNSで期待の声
  5. ポルシェ『911ターボS』新型、史上最強の711馬力ハイブリッド搭載..3635万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る