【ホンダ『フィット・アリア』発表】タイ・アユタヤ工場の実力は相当のものだ

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ『フィット・アリア』発表】タイ・アユタヤ工場の実力は相当のものだ
【ホンダ『フィット・アリア』発表】タイ・アユタヤ工場の実力は相当のものだ 全 3 枚 拡大写真

今回発表された『フィット・アリア』は、ホンダがタイに持つ現地生産拠点「ホンダ・オートモービル・タイランド」のアユタヤ工場で全量が生産され、それが日本に輸入される。ホンダの吉野浩行社長はスピーチの際、「逆輸入車ではなく、輸入車だ」とこのアリアを紹介したが、タイを含むアジア圏では『シティ』の名で販売される。主要販売地域はアジアであり、日本はそのひとつに過ぎない…という理由もある。

タイ製、ということで気になる品質だが、これは日本で製造されるホンダ車と何ら変わらないと言ってもいいだろう。ホンダの栃木研究所で車体の開発を担当した菊地功一・主任研究員は「タイの工場設備を考え、何をどうやったら適切に製造できるのか開発段階から考慮を重ねた結果」と説明する。

タイのアユタヤ工場には自動生産ラインが一部にしかなく、ほとんどが手作業による組み上げとなる。「手作業で行う部分が多いからこそ“匠の技”が生かされている」と菊地さんは説明するが、タイの勤勉な国民性がアリア製造で求められる緻密な工程を難なくクリアさせてしまったようだ。

部品の現地調達率も70%を超えており、車体だけではなく、エンジン製造までもが一貫して行われている。「実際に乗っていただければ“どこで作られた”ということではなく、“これもホンダのクルマだ”ということがわかります」と菊地さんは言うが、今やそれほどまでにタイの生産技術は向上している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  2. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  3. 「アルパインスタイル仙台R4」がグランドオープン、待望の仙台エリアへ出店
  4. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  5. 昭和の子どもたちが憧れた「スーパーカー自転車」が50年ぶりに復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る