サイレン鳴らす前は緊急車両にあらず---パトカー事故で運転の警察官を検挙

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4日深夜、滋賀県近江八幡市内の市道で赤信号のまま交差点に進入した近江八幡署のパトカーと、青信号で進入してきた23歳男性の運転する乗用車と出会い頭に衝突する事故を起こした。警察ではパトカーを運転していた45歳の巡査部長を道路交通法違反(信号無視)で検挙する方針。

滋賀県警・近江八幡署の調べによると、この事故が起きたのは4日の午後10時15分ごろのことだという。パトロール中の近江八幡署・地域課のパトカーが近江八幡市鷹飼町南3丁目付近の市道を走っていた際、ナンバープレートを隠した原付バイクを発見。赤色灯を点灯させたところ、これに気づいたバイクが逃走を開始。パトカーもそのままバイクを追うように赤信号の交差点に進入したが、右側から青信号で進入してきたワゴン車と出会い頭に衝突した。この事故でワゴン車を運転していた23歳の男性と、同乗していた24歳の男性が全治1週間程度の軽傷を負った。

警察ではパトカーを運転していた45歳の巡査部長から事故に至った経緯を聞いているが、取り調べに対してこの巡査部長は「まず赤色灯のスイッチを入れ、その後にサイレンのスイッチを入れようとしたところで事故が起きた。バイク発見から交差点までの距離が少なく、進入予告のアナウンスも行えなかった」と供述している。警察では運転していた巡査部長の安全確認にも問題があったのは確実として、この巡査部長を道路交通法違反(信号無視)や、業務上過失致傷などの疑いで検挙する方針。

《石田真一》

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