犯人は車上狙いの常習者? クルマの所有者をナイフで刺殺

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7日未明、千葉県市原市内の民家に隣接した駐車場で、クルマの所有者が何者かに刃物で刺されて死亡するという事件が起きた。所有者は駐車場に置いてあったクルマから不審な物音がすることに気がついて様子を見に行っているが、クルマの助手席側ガラスが破壊されていることから、警察では車上狙いと遭遇し、もみあっているうちに刺されたとみている。

千葉県警・市原署の調べによると事件が起きたのは7日の午前1時20分ごろだという。市原市柳原の住民から「近くの家に住む男性が何者かに刺されたようだ」と110番通報が入った。捜査員が現場に急行し、被害を確認。男性は病院に搬送されたが出血性ショックなどが原因で1時間後に死亡している。

現場は民家の内部に作られた駐車スペースで、男性は置かれたクルマ(外国製高級乗用車)の脇でうずくまるように倒れていた。助手席側のガラスはバールのようなもので破壊されていたが、室内に物色された形跡は無かった。

男性の妻の供述によると午前1時10分ごろ、駐車場付近から何かが割れるような不審な音がしたため、男性が様子を見に外へ出た。その直後「何やっているんだ?」というような声と争うような音がしたため、慌てて外に出て行くと身長160センチほどの男が現場から走り去っていくところだったという。

現場近くでは事件発生の2時間前にも「車上狙いらしい」という110番通報があり、その際には野球帽を深く被り、白いマスクを着用した男を通報者が確認している。この現場と刺殺事件の現場は300メートル程度しか離れておらず、時間も近いことから警察では同一犯が事件に関与した可能性が高いとして、強盗殺人容疑で逃げた男の行方を追っている。

《石田真一》

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