交通違反の摘発=ナンパ目的!? 個人情報を悪用した警察官免職

自動車 社会 社会

大阪府警は11日、交通違反で摘発した際に照会した個人情報を基に、複数の女性に対して脅迫と受け取れる内容の電話を繰り返しかけていた貝塚署地域課に所属する29歳の巡査を脅迫容疑で書類送検するとともに、同日付けで懲戒免職処分としたことを明らかにした。

大阪府警監察官室の調べによると、この巡査は若い女性の交通違反を摘発した際、捜査に必要として連絡先の電話番号などを聞き出していた疑いが持たれている。巡査は21人分の電話番号を自己所有の携帯電話に登録。番号を非通知にして女性に電話をかけ、デートに誘い出そうとしていたという。当初はナンパ目的だったが、徐々にその行為がエスカレート。最終的には「デートに応じないと自宅に押しかけてやる」などと脅迫していたようだ。

監察官室の調べに対し、この巡査は「面白半分でやった。いたずら電話を楽しみたかった」などと供述。容疑をほぼ認めていた。警察では処分について検討を重ねてきたが、「自宅に押しかける」という部分が脅迫に当たると判断。11日午後にこの巡査を脅迫容疑で書類送検するとともに、「警察の信用を失墜させた」として懲戒免職処分とした。

府警では全職員に対して再発防止を呼びかけている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェデザインのタワマンは最高72億5000万円、アジア初バンコクの物件が日本発売へ
  2. 元世界王者レイニー、34年ぶりのラグナセカを特別なヤマハ『XSR900 GP』で駆け抜ける
  3. 劇的に流麗! アウディ『Q3スポーツバック』新型に備えよ
  4. タイプRとホンダウイング、ホンダ公認の保冷ボトルホルダー2種が登場…夏のドライブやツーリングのお供に
  5. ルノー、新型SUV『ボレアル』発表…世界70か国以上に投入へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る