ATM強奪犯は複数存在する---容疑者の拘束後に別の事件がまた発生

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12日未明、神奈川県川崎市内のスーパー駐車場内に設置されたATM(現金自動預払機)を何者かが建設重機で破壊していると、スーパーに隣接するマンション住民から110番通報があった。警察官は数分後に現場へ到着したが、犯人はATM筐体を持ち去ってすでに逃走していた。

神奈川県警・高津署の調べによると、事件が起きたのは12日の午前4時50分ごろだという。川崎市高津区坂戸1丁目にあるスーパーに隣接したマンションの住民などから「ショベルカーがATMを壊している」、「報道されている連続強盗ではないのか」など複数の通報が警察に寄せられた。

高津署の捜査員が現場に急行すると、スーパー駐車場にはエンジンのかかった状態のパワーショベルが放置されており、設置されていた2台のATMのうち、1台が筐体ごと持ち去られていた。ATM筐体を載せたトラックは現場から8kmほど離れた横浜市都筑区内で同日昼頃に発見されたが、現金1145万円が入ったボックスは無くなっていた。

ATMを破壊するシーンを目撃し、110番通報した近隣住民は「重機は照明を点灯させた状態で作業を行っており、当初は道路工事のように見えた。ところがいきなりATMを壊しだしたので強盗だと気づいた。時間にして5分ぐらいだった」と警察に対して供述している。

神奈川県警は今月9日、建設重機によるATM強奪を繰り返していたとして3人の男を窃盗などの容疑で逮捕しており、その際には「ATM強盗ついに逮捕」と発表していた。ところが容疑者の身柄拘束をした後にも同様の事件が起きたわけで、県警では「複数のグループが存在し、犯行に関与している」という見方を強め、夜間のパトロールを強化していく方針。

《石田真一》

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