『激突!』俺の前を走るヤツは許さない…14トントラックでカーチェイス男に危険運転罪

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警視庁は13日、14トントラックを運転中、乗用車に追い抜かれたことに腹を立て、このクルマを1kmに渡って執拗に追跡。途中で別のトラックと衝突事故を起こして1人を死亡させた50歳の男を危険運転致死傷容疑で書類送検したことを明らかにした。

この事故は今年5月29日の未明、東京都文京区内で起きた。14トントラックを運転していた男が都道を走行中、後方から来た乗用車から強引な追い越しを受けたことに腹を立て、猛スピードでこの乗用車を執拗に追跡。およそ1kmに渡ってカーチェイスを繰り返した。

トラックは千代田区神田神保町2丁目付近で運転を誤り、対向車線側の路上に駐車していた別の配送トラックに衝突。弾みでトラックは横転し、道路際で休憩をしていたタクシー運転手を直撃した。この事故でタクシー運転手は倒れてきたトラックの下敷きなって死亡している。

警察では当初、14トントラックを運転していた男を業務上過失致死傷容疑で逮捕したが、その後の取り調べで「腹が立ってカーチェイスをやった」という異常な行為の実態が明らかになった。

警察では慎重に捜査を進めてきたが、一方的な憤りを理由に14トントラックを用いて開始されたカーチェイスを「危険かつ悪質すぎる行為」と断定。業務上過失致死傷を危険運転致死傷容疑に切り替えて送検することを決めた。

危険運転容疑のうち、今回のような「あおり、割り込み」を理由としたものは全国で2例目。14トントラックで…という異常性も考慮されたようだ。

《石田真一》

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