17日、ツインリンクもてぎにおいて、2003年以降のフォーミュラ・ニッポン(Fニッポン)用の新型車両ローラ「B351」の走行テストが行なわれた。02年シーズンまで全車両のシャシーを供給していたレイナードが倒産、03年シーズンは代わってローラ製シャシーを使うことになった。
テストは02年チャンピオン・チームであるPIAA NAKAJIMAが担当、ドライバーは松田次生。03年シーズンからの実施をめざすレース途中の燃料補給の安全性確認も実施した。ローラの国内走行は初めてで、今回のテストは03年の参戦を予定しているチーム、ドライバー、エンジン・サプライヤー、そしてメディア関係者などへのお披露目も兼ねた。
Fニッポンを運営する日本レースプロモーション(JRP)では、車両の生産は予定通りに行なわれており、03年2月上旬にはすべての参加予定チームにデリバリーされるとしている。またテストドライブをした松田は「違和感もなくフィーリングはよかった。燃料補給に関しては“タイヤ交換に手間取っているのかな”と感じる程度で不安はない」とコメント。