連続放火&器物損壊犯は偏執的な性格? 警視庁がパトロール強化へ

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警視庁は17日、東京都中野区内で連続的に発生している器物損壊、放火事件を分析した結果、タイヤをパンクさせられるなどの被害を受けたクルマがいずれも数度狙われていたことが明らかになったと発表した。15日未明にはバイクへの放火を目撃し、それを制止しようとした男性が何者かに刺される事件もあり、警察では犯人の行方を追っている。

中野区弥生町付近では今年9月以降、駐車場に置いてあったクルマのタイヤがナイフで切り裂かれるなどしてパンクさせられたり、バイクが燃やされるという事件が相次いでいる。今月15日には犯行の瞬間を目撃し、制止しようとした男性が犯人にナイフで刺され、全治2カ月程度の重傷を負う事件も発生。器物損壊や放火だけでなく、事件は殺人未遂にまで発展している。

警察が改めて被害を受けた車両を洗いなおしたところ、パンクや放火が相次いでいるのは男性が刺された現場となる弥生町4丁目と、隣接する弥生町2丁目の半径200メートル圏内であることがわかった。しかも道路に面するなど、比較的目立ちやすい場所に置いてあるクルマやバイクが標的となっており、タイヤをパンクさせられた一週間後、今度は放火の被害を受けるというクルマもあった。また、2日間連続でシートを切り裂かれる被害を受けたバイクが、3日目には燃やされるという被害も報告されている。

犯行を受けたことで所有者からの注目が高まり、防犯意識が目覚めているであろう場所に再度出向き、同様の犯行を重ねることから、警察では今後も同じ場所での犯行を続ける可能性が高いとみて、パトロール体制を強化する方針。

《石田真一》

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