新型『ミラ』、『ミラ・アヴィ』は今年10月に発表された『ムーヴ』とプラットフォームを共有化した。その特徴は何だろうか?
実験・評価を担当したダイハツ・商品性評価グループの藤井孝美さんは「衝突安全性の向上」を真っ先に掲げた。社内で行われたクルマ対クルマの衝突実験では、トヨタ『クラウン』を相手車として用い、前面や側面の各衝突をシミュレートしたという。新プラットフォームでは衝撃を分散させる構造を取っており、これによって充分な生存空間を確保することに成功している。たださえ小さいボディの軽自動車だからこそ、この点ではかなり神経を使ったそうだ。
一般的な乗り味の面では「ボディの剛性は確実に増しています。これは乗っていただければすぐにおわかりいただけます」と説明している。チューニングの方向としては、ミラが「しなやか」で、アビィが「キビキビ」だという。後者は『MAX』や『ムーヴ・カスタム』と比較されやすいが、「この2車と比べた場合にはアヴィの方が柔らかい乗り味に感じるように仕上げた」と藤井さんは語る。
注目されにくいのだが、新プラットフォームを採用したもうひとつの恩恵は「ドアが90度まで開くようになった」こと。ムーヴでも採用済みの機構だが、バンもあるミラではより喜ばれる装備のひとつだろう。
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