届いた補修用パーツは違う車種---盗難車の偽装が発覚

自動車 社会 社会

香川県警は7日、盗難したクルマの車台番号を別のクルマのものに付け替え、第三者に中古車として転売していた29歳の男を道路運送車両法違反の疑いで逮捕した。購入者がクルマの修理のために部品を発注したところ、そのクルマとは異なる車種の部品が届いたために発覚したという。

香川県警・坂出署と観音寺署の調べによると、この男は2000年8月、知人が経営する自動車修理工場に盗難車を持ち込み、エンジンルーム内部に刻まれた車台番号を別のクルマのものに付け替えた。そして盗難車であることを隠し、普通の中古車として第三者に販売した。

ところが昨年8月になり、このクルマに不具合が生じたため、修理しようとした業者が部品の発注をメーカーに対して行ったところ、このクルマとは違う別車種の部品が送られてきた。業者はメーカー側が発注を取り違えたものとして問い合わせを行った結果、そのクルマに付けられていた車台番号自体が別車種のものであることがわかり、改ざんが発覚したという。業者の報告により、所有者が警察に通報。警察が捜査を行ってきた。

逮捕された男は警察の取り調べに対して「盗難車であることは知らない。全く身に覚えがない」という内容の供述を繰り返し、容疑を否認している。

●なんなんだ?! メールマガジン「デイリーニュースランキング」では毎日の記事の中からオートアスキー編集部が選んだおすすめ記事をランキングにしてお届け。自動車業界のトレンドをウォッチング!---

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
  2. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
  3. 日産『ルークス』に「AUTECH LINE」、新型唯一のブラック内装…225万8300円から
  4. ランボルギーニ、全長30mの新型ヨット「101FT」発表…3エンジンで7600馬力
  5. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る