ホンダとも仕事をした知日派---三菱ふそうのポート社長

自動車 ビジネス 企業動向

三菱ふそうトラック・バスの初代社長に就任したヴィルフリート・ポート社長は21日、都内のホテルで就任記者会見し、日本での“メディアデビュー”を果たした。会見後も記者団の矢継早やの質問にテキパキと答え、ダイムラークライスラーのユルゲン・シュレンプ会長が自信をもって送り出したという若手有望株の片鱗を見せた。

ポート社長は1994年から1999年まで、メルセデス・ベンツのブラジルおよび南アフリカ法人で、それぞれバス、乗用車事業のリストラを成功させ、シュレンプ会長の目にとまった。着任に当たり、同会長からは「できる限りの支援をするので、日本でサクセスストーリーをつくって欲しい」と激励されたという。日本のビジネススタイルについても南ア時代に、三菱とホンダの乗用車を受託生産(ホンダはその後中止)していたこともあって、「学ぶ機会」を得た。「規律があり、結果をもたらすのが日本のビジネス文化」とも、持ち上げる。

日本の自動車メーカーでは日産自動車のカルロス・ゴーン社長らに次いで4人目の外国人トップとなる。だが「われわれはチームとして競争することを意識している」と述べ、強力なリーダーシップを発揮するゴーン改革とは一線を画し、日本人スタッフとの「和」を重視する経営スタイルを強調した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  4. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る