【デトロイトショー2003続報】8輪の電気自動車『KAZ』…リチウムイオン電池が鍵

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【デトロイトショー2003続報】8輪の電気自動車『KAZ』…リチウムイオン電池が鍵
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慶應義塾大学の清水浩教授による『KAZ』の技術面の最大の特徴は、リチウムイオン電池の採用と、永久磁石式のモーターの採用にある。

リチウムイオン電池は、今では携帯電話やデジタルカメラ、ノートパソコンのバッテリーに使われているが、鉛電池に比べ得られる電圧やエネルギー密度が3倍も高い。つまり、電気自動車に用いれば、加速に優れ、航続距離も大きいと清水教授は語る。

さらに永久磁石式のモーターの利点は小型化が可能なこと。小型化によって8つある車輪それぞれにインホイールモーターとして設置することができるため、居住スペースを犠牲にすることがないという。

清水教授は「モーターと電池が変われば、クルマの形も変わるはず。これも8輪駆動の理由の一つ」と話す。気になる電池の充電だが、教授によると普段は使用後一晩かけて充電を行うが、トラブル時には、リチウムイオン電池の特性を利用して20分の緊急充電も可能だという。さらに電気代は、ガソリン車のガソリン代よりもはるかに安いそうだ。

《レスポンス編集部》

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