【デトロイトショー2003続報】8輪の電気自動車『KAZ』……国家プロジェクトなのだ

自動車 ニューモデル モーターショー
【デトロイトショー2003続報】8輪の電気自動車『KAZ』……国家プロジェクトなのだ
【デトロイトショー2003続報】8輪の電気自動車『KAZ』……国家プロジェクトなのだ 全 5 枚 拡大写真

『KAZ』のプロジェクトは慶應義塾大学の清水浩教授がメインとなり、文部科学省の特殊法人である日本科学技術振興事業団から5年で5億円の予算を得て行われているもの。大手自動車メーカーが新車開発に数百億円投じるのと比べれば、破格の安さではないだろうか。

実は、教授が手がけたのは「KAZ」だけではない。最初のプロジェクトは20年前にまでさかのぼる。1983年に『A-car』、翌84年に『B-car』、90年『NAV』、91年『IZA』、97年『ルシオール』と5台の電気自動車を開発してきた。

市販化を考えた場合、ルシオールで一般に買える価格で量産することは難しい。しかし、高価格で大きなクルマの場合、多くの台数を売らずとも採算が取れるという思惑から、「KAZ」がリムジンタイプのラグジュアリーカーとして展開されるようになったのだ。

ところで、「KAZ」は「Keio University Advanced Zero-Emission Vehicle」の頭文字をとったもので、漢字では「和」と表記する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る